感覚
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昨日はひどい雨だった
三条のスターバックスで待ち合わせしていた
ピエールはオープンテラスの一番わかりやすい位置に座っていた
日本とフランスは似ているって。
鴨川はセーヌ川で四条通はシャンゼリゼ通りだと。 文化、芸術のある国と。
日本を歩いていると全てが芸術に見えるって目を輝かせていた。
日本に来て1ヶ月、彼は京都しか知らない。
だけど東京には別に行きたいと思ってない。
京都の落ち着いたちょうどいいカントリーサイドが フランスと同じようで心地いいらしい。
自分の体温と同じくらいの水温に浸かってるような居心地なんだろうな。
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慣れ
バイトで、お葬式をする何とかホールってところに料理を配膳しに行くって話を前にしたと思います。
2回行って、やっぱり気分がへこむため行くのは嫌だと言い、
お店での仕事だけ入れてもらえるよう配慮してもらったって話。
バイト内の人には、
慣れるものだよ
どうってことなくなるよ
って言われたけれど、それって、
やっぱり違うと思うんだ。
慣れてしまうことで、感覚がまひするのってこわい。
レストランで食べたらゴハン代を払う。
コンビニで物買ったら代金を払う。
何か〝モノ〟のためにお金と交換。
または〝サービス〟をうけて それとお金と交換。
なんとかホールで食事の配膳をして、それで給料をもらう。
お客さんはお金を払うことでなんとかホールで食事ができる。
給料をもらうために自分の感覚をすり減らしたくないとかんじた
減ったら、それは二度と前の感覚にもどれない
こういうのはお金じゃ買えない
大切なものだっておもう
私にとっての大切って こういう類のものだ
ユリの花だって同じ。
なんとかホールにはユリの花が花瓶に飾ってあった
たった2回しか行っていないのに、
感覚はそれをおぼえてた
感覚って言葉は
感じたものを覚えているって書くんだね。今気づいた
レストランでキレイに飾ってあったユリの花。
素敵な気持になるはずなのに
その香りで
なんとかホールを思い出してしまった
あぁ、2回行ったあとに 行くの嫌だと言ってよかった。